
三島信用金庫熱海支店の「さんしんストリートギャラリー熱海」で14日、文化勲章受章者で熱海市名誉市民の彫刻家・澤田政廣(1894~1988年)の作品展が始まった。市立澤田政廣記念美術館が所蔵する「魚籃観音(ぎょらんかんのん)」「すなどり」「蝶と遊ぶ」「夜の雲」「救世に立ち上がる釈迦」「裸婦像」「牛」「稜風」のブロンズ8点が展示され、同信金の利用者や市民が詩情あふれる澤田作品に見入っている。展示は4月12日まで。
◆澤田政廣(さわだ・せいこう)1894-1988年。文化勲章受章芸術家、熱海市名誉市民。熱海の海辺に育ち、旧制韮山中を中退して彫刻家を志し、 高村光雲(たかむらこううん)の高弟山本瑞雲(やまもとずいうん)に師事。93歳で没するまで、神話や物語からイメージした作品の数々で生涯を通じて木彫作品に取り組んだ。ブロンズ、絵画、陶芸、版画、書など さまざまな芸術領域にわたり創作。代表作は『吉祥天』『大聖不動明王』などの仏像彫刻。
◆さんしんギャラリー善 三島信用金庫(本店三島市)が2011年に同金庫100周年記事業として本店4階に設立。運営は佐野美術館に委託。静岡県や伊豆にゆかり絵画、陶芸、彫刻作品を入れ替えて展示。熱海支店と下田中央支店のストーリートギャラリーでも展示会を開催。
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