
13日に始まった植物研究園の「春の一般公開」が最高の見ごろを迎え、東京、神奈川などから訪れた植物愛好家たちが楽しそうに園内を散策している。春に紅葉する珍しい樹木「ノムラカエデ(野村楓)」が鮮やかに色づき、来園者たちは写真に収めたり、その場で家族や知人にメールするなどして、熱海の奥深さを全国に発信している。ノムラカエデは春に紅葉する珍しい樹木で同研究園には10本ほど植栽されている。
お隣の熱海梅園は「日本一遅い紅葉を」うたい文句にしているが、こちらは「日本一早い紅葉」。セットで売りださないところに、プライドが透けて見える。
◇植物研究園 リコー三愛グループ創始者の故市村清・ユキエ夫妻の別荘「清恵荘」を改修して平成3年に開園。現在は大学などの研究拠点のため非公開。樹木やせせらぎを自然のままに生かし池や梅林などが巧みに配された約1万2000平方メートルの園内には、400種以上の草花が植えられている。
◇アクセス JR熱海駅「梅園・相の原団地方面」行きのバスで「上相の原」下車。午前9時〜午後4時。入場は無料。問い合わせは同園〈電0557(81)2656〉春の一般公開は26日まで。
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