
正月にかかげられたしめ飾りなどを、ご神火をもって焚き上げる神事「第31回どんどん焼き」(十奉仕町内会主催)が10日、熱海サンビーチであった。市民、観光客らおよそ500人が燃え上がる炎に紅白の団子をあぶって食べ、1年の無病息災を祈った。
点灯を前に来宮神社の雨宮盛克宮司による神事が執り行われ、お飾りやだるまを若竹でつくられた高さ20mのおんべに火をつけると、炎が一気に盛り上がった。おんべを取り囲んだ参加者たちは、竹の棒の先端につけられた団子を代わる代わる火にかざし、伝統行事を楽しんだ。
どんどん焼きの火で焼いた団子を食べると風邪をひかないと言い伝えられている。十奉仕町内会(実行委員長・本多勇治浜町町内会長)は、今年も市民や観光客に紅白の団子を500人分と焼き芋約300個をふるまった。
★どんどん焼き 古くなった神札(おふだ)、正月の松飾り・注連縄(しめなわ)・書き初めなどを家々から持ち寄り、一カ所に積み上げて燃やし、無病息災を願うお正月の火祭り行事。「どんど焼き」、「おんべ焼き」とも呼ばれる。正月15日ごろにかけて行う。
★十奉仕町内会=連合町内会中部部会(本町・汐見町・東銀座町・浜町・銀座町・東町・中央渚町・旭町・温泉通り町・友楽町)
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