新型コロナウイルスの感染拡大で、暗い雰囲気に包まれる中、熱海市の今宮神社では、疫病を払うとされる妖怪「アマビエ」のお札を作製し、4月14日から参拝者に無料で配布している。
「アマビエ」は江戸時代に肥後(熊本県)の海から姿を現し、「疫病が流行した際は私の姿を描き、人々に見せよ」と語ったと伝えられる妖怪。体はウロコに覆われ、顔にはくちばしのような口がある。
新型コロナウイルス感染拡大を受けて、SNSなどで注目が集まり、江戸時代の瓦版の絵を参考に、泉明寺みずほ宮司が「アマビエ」を描き、お札にした。「新型コロナウイルスは自覚がないまま感染を広げる危険性が高いことを知ってもらう、一助になれば、と。1日も早く終息し、社会が平穏になることに願いを込めました」。外出自粛で参拝できない人には、郵送で配布するという。
(熱海ネット新聞)
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