
来月22日から3日間、熱海港に新掃海艇はつしまが入港。就役を記念して初めての「観光防災イベント」が開催される。
艇内の一般公開や海上自衛隊横須賀音楽隊、熱海笛怜会などの演奏、乗員の伊豆山神社参拝などが予定されている。
このイベントを主催するのが熱海観光防災委員会で委員長が村山憲三候補(68)。4期務めた市議の集大成にしようと、まる一年かけて海上自衛隊と折衝を続け、実現にこぎつけた。
従来のイベントと違うのは、露店や浜焼きコーナーなどを設ける観光誘客が目的ではなく、「観光防災」に主眼を置いていることだ。
「南海トラフや相模トラフの巨大大地震が起きても熱海は災害に十分に対応できる。安全・安心というマインドを観光客や市民に持ってもらうのが狙いです。定期的に海上自衛隊の掃海艇などに熱海に寄港してもらい、観光防災に強い温泉観光地をアピールする。斉藤市政が推進する”ADさん、いらっしゃい!”に匹敵する経済効果が期待できる」。
2月には熱海観光防災セミナーを開催するとともに、熱海駅前で自衛隊静岡地方隊、熱海温泉ホテル旅館協同組合と連携して大震災時に観光客に提供する非常食を提供し、安全・安心の温泉観光地を発信した。
22日に村山氏の街頭演説に駆け付けた民主党の細野豪志政調会長もこのイベントを絶賛した。「村山さんは本当に不思議な人脈がある、芸能界にも強いが、自衛隊幹部にも村山ファンがいる。海上自衛隊の船を熱海に引っ張ってくることができれば、いざ大きな災害が起きた場合、これを防災に利用できる。こんな発想ができる議員はほかにいない。斉藤市長が目指す日本一の温泉観光地とも重なる。市議会に絶対必要な人物です」
この観光防災イベントを「熱海モデル」として、日本全国に発信するためにも、晴朗なれども波高い、このサバイバル戦でつまづくわけにはいかない。
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