
5月14、15日に熱海市の渚親水公園レインボーデッキで開かれる東日本大震災の復興支援を目的とした防災&音楽イベント「TAKATA-FESTA in 熱海2016」(実行委主催)の公式テーマソングのCDに、陸前高田市立第一中学校(吉家秀明校長、生徒264人)の合唱が加わった。29日、同校で公式テーマソング「つむぎ」を収録した。
「いつか出会うはずのあなたへ この歌声 届けよう」「交わした約束や 失(な)くして消えたものも 姿かえて はるか彼方(かなた) 誰かへと紡がれる」―。 同中の1、2年生ら187人がパートごとに分かれ、同曲を作詞作曲したシンガー・ソングライターの進音(しんね)さん(37)の指導の下、複数のマイクを前に、収録に取り組んだ。
「TAKATA-FESTA」は被災地応援と防災の教訓発信を狙い、震災後から実行委が開催。2012年は東京・板橋区で開催したが、2013年から集客力と発信力を考えて熱海市に会場を移し、音楽ライブや物販、防災講演などを行っている。
◆茶田勉実行委員長 収録した中学生の中には、ご両親やご家族が津波で流された子や、仲の良い同級生が流された子もいる。家を失い未だに仮設住宅から登校している子もいます。そんな辛い経験を小学生の時に乗り越えてきた子達。今回のテーマソングプロジェクトが、どれほど意味のある事なのか、どれほど素晴らしい事なのか、改めて思い知らされます。
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。