【社会】解体を前に駅舎に感謝、ありがとう熱海駅セレモニー

新駅舎の新築工事が進む熱海駅で19日、「ありがとう熱海駅旧駅舎セレモニー」が開かれ、熱海駅が開業した大正14年(1925年)3月25日当時の写真や、駅舎の屋根裏などが公開された。
新熱海駅は11月末に駅舎部分の工事が完了し、今月から駅ビルの新築工事が始まった。熱海市のランドマークだった駅屋根の大時計も撤去され、駅の光景も様変わり。この日、市民有志から感謝の花束を贈られた石和和義JR東日本駅長は「この駅舎は90年にわたり、熱海の歴史を見守ってきた。来年秋には駅ビルを含めてすべて完成する。今度は新駅がこれからの熱海発展の玄関口になる」と期待を込めた。

◆熱海鉄道同好会・松尾光貴会長の話 江戸時代は徳川家康公をはじめ、徒歩や駕籠(かご)で難儀しながら熱海温泉に湯治に訪れた。しかし、明治になり、人車鉄道、そして軽便鉄道ができた。大正14年には、熱海線(湯河原ー熱海)が開通し、熱海駅が開業。昭和9年には丹那トンネルが開通し、東海道線に編入された。昭和39年には東海道新幹線が開通。熱海の鉄道には5つの山があり、熱海温泉はこその都度大きく発展してきた。その旧駅舎が解体されるに際し、感謝の気持ちを伝えたかった。

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