静岡県で最も古い歴史を誇る熱海市立図書館は23日、「坪さんゆかりの土地と図書館を知ろう!講座&ウォークラリー 坪さんを探せ!」を開催した。同図書館の創立100周年を記念して企画され、市内の小学生118人が参加。講座と散策で熱海にゆかりが深い明治の文豪坪内逍遥について学んだ。講座では逍遥が熱海をこよなく愛し、熱海市歌を作詞し、図書館の創立に尽力し、自分の蔵書3千冊を熱海町(当時)に寄贈したことなどを紹介。ウォークラリーでは、逍遙の墓がある海蔵寺(かいぞうじ)と77歳で没するまで15年を過ごした双柿舎(そうししゃ)を巡り、それぞれの場所に隠されている図書館キャラクター「坪さん」を探して理解を深めた。
◇熱海市歌 作詞:坪内逍遥 作曲:弘田龍太郎
一. 真冬を知らざる常春熱海 真夏も涼しき秋の海辺に 千歳を湧き湧くくすしきいで湯 病めるも怠り憂いも忘る ああこの楽土は我が住む町
ニ. 貴賤をわかたず東西とわず 喜び迎えてともに楽しむ 進める文化になす業しげく 疲るゝ人々来ませやここへ わがこの熱海は共有国宝
三. 真冬を知らざる常春熱海 真夏も涼しき秋の海辺の くすしきいで湯は世界に知られ 万里の涯より千客いたる わがこの熱海は世界の公園
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