海上自衛隊の特務艇「はしだて」が7月20日、熱海市の熱海港ナナハン岸壁に寄港し、市内外から多くの見学者が訪れた。入港歓迎式典には、齋藤栄市長、村山憲三市議、宿崎康彦市観光建設部長、植田宜孝危機管理監、宮川知己自衛隊静岡協力本部長、兼本貢祐同神奈川地方協力本部長らが出席。市長の歓迎あいさつに続いて、ミス熱海「梅娘」小森眞綾さんが押川秀成艇長に花束を贈った。返礼で熱海市に「はしだて」の記念品がプレゼントされた。
一般公開では、はしだての甲板や操船指揮所となる艦橋(ブリッジ)などを公開。甲板では救急・救助装備や同船の活動を紹介したパネルなどを展示。海上自衛隊制服の試着コーナーもあり、子どもたちが艦をバックに記念写真を撮影ー。
はしだては全長62メートル、総トン数400トンで、天橋立(京都府宮津市)にちなんで命名された。1999年11月に横須賀基地(神奈川県横須賀市)で就役。海自唯一の特務艇で、災害時の医療や給食の支援のほか、国内外の来賓客の接客や広報活動なども任務とする。
陸海空の3自衛隊で、最も食事がおいしいと評判なのは伝統的に海自。中でも、海上の迎賓〝艦〟はしだての厨房は別格とされ、4人の調理員が海軍カレーをはじめ、オードブル、すし、和洋中の料理、デザートなどで様々な来賓をもてなす。この日は村山氏などが海軍カレーを試食した。
一般公開は、21日も行われ、時間は午前9時半〜11時半、午後1時半〜午後3時。陸上自衛隊の車両展示、自衛官等制度の説明コーナーもある。
(熱海ネット新聞・松本洋二)
■主催 自衛隊静岡協力本部、同神奈川地方協力本部
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