【例大祭】奉納へ総仕上げ、「神女神楽」と「浦安の舞」の通し稽古

来宮神社例大祭を前に13日夜、同神社本殿で「神女神楽」を奉納する御神女(おみこ)と「浦安の舞」を奉納する舞姫4人の合同練習があり、御神女の善塔(ぜんとう)このみさん(第一小1年)が、およそ50人の関係者が見守る中、1カ月続いた舞いの稽古の成果を披露した。

神女神楽は、同保存会(本多勇治会長)が、鎌倉時代から続くしきたりに沿って指導。総仕上げとなったこの夜は、本番同様に神女役の櫻井清孝さんと小山太一さんを従えて、このみさんが笛、大太鼓、大拍子、鐘に合わせて神妙な面持ちで舞い、本殿に鈴の音を響かせた。

例大祭の主役ともいえる御神女は同神社とゆかりが深い氏子から毎年1人選ばれ、今年は保存会や祭典委員により建築家の善塔正二さん、明日香さん夫妻の長女が抜てきされた。御神女は尊く神聖なものとされ、「神のお使い」となる例大祭の期間中は地面に足を付けるのも禁じられ、親といえども、触れることが許されない。
浦安の舞を奉納するのは、仙頭朱加さん(せんとう・あやか、熱海中3年)、服部月渚さん(はっとり・るな、同1年)、中田涼夏さん(なかた・すずな、同)、小俣美久さん(おまた・みく、第一小6年)の4人。雨宮盛克宮司の姉貴子さんが指導している。

同神社の書庫にはおよそ800年の歴代の御神女の名が残されており、伊豆國霊社・来宮神社の歴史の重みを物語る。例大祭では2日目と3日目の神幸祭、御神幸行列などの際に神女神楽を奉納する。

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今年度の御神女を務める善塔このみさん(左)と前年度御神女の逸見梨緒さん

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神女保存会・本多勇治会長

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