食育を通じて楽しみに満ちたコミュニケーションの場を作ろうと市民グループ「ファミリーサロン熱海」(田窪由岐子代表)は12月23日、熱海市伊豆山の仲道公民館を活用して「みんなの食堂」をスタートさせた。
初回は「クリスマス会(LOHAS Christmas)」を開き、地域の子どもたちや住民など約80人が巻きずしや団子汁、ゆずゼリーなどをつくり、一緒に味わった。次回は1月13日にアビタシオン2号棟(伊豆山)で開き、カレー作りと大型絵本読み聞かせ会を行う。2月からは同公民館で第2日曜に定期的に開催する。
熱海市では、2年前にボランティア団体「Smile熱海」(石橋浩美代表)が「子ども食堂」を開設。今宮神社や中央公民館で多様な生活スタイルで孤食になりがちな子どもに共食の機会を提供したり、調理のお手伝い等を通じて経験を広げたりする活動を続けている。
同団体のノウハウを盛り込んで新設するもので、伊豆山地区は小学生が少ない(64人)ことから、地域のお年寄りや移住者も楽しめる「みんなの食堂」とした。熱海への移住促進などの活動をしているNPO法人「ライフ熱都(ネット)」と協働で運営する。
(熱海ネット新聞・松本洋二)
■田窪由岐子代表 食卓を囲む様々な世代、分野の方々の交流は、楽しみに満ちたコミュニケーションの文化の場。食育を通じて子どもや高齢者を地域全体で見守る仕組みをつくる一助にしたい。
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