新元号最初の名称は「来宮結葉桃一會」 来宮神社厄年奉賛会が設立総会

来宮神社の平成31年度厄年奉賛会の設立総会が1月26日、同神社参集殿であり、会の名称を「来宮結葉桃一會(きのみやむすびばとういつかい)」と決め、戸塚雄史郎会長ら役員を承認した。会紋、組織図なども決定し、女子部の総会も合わせて開いた。
戸塚会長は「私たちは、平成28年12月から次々年度として活動を開始し、本日設立総会を迎えることができた。新しい元号へと移り変わる貴重な年の御鳳輦奉仕者として、元年に恥じない皆様方の記憶に残るご奉仕をしたい」と意気込みを語り、「時代の流れとは言いませんが、若干少ない人数でのスタートとなった。しかし、私たちにはそれをはるかに超える絆とやる気に溢れた最高の仲間が揃った。来宮神社が掲げる「結葉(むすびば)」のことば通り、この素晴らしい伝統を次の世代へつないでいく」と誓った。
総会には、雨宮盛克宮司、岸秀明祭典委員長、高田俊彦常任副委員長、山田康夫宮神輿保存会会長、梅原久御鳳輦世話人代表、小川浩和伊豆山巳牛友志童會会長、岩瀬勝也今宮神社厄年奉賛会代表らが来賓で出席した。同会は7月の例大祭で行う御鳳輦奉仕に向けて本格的に準備を進める。
(熱海ネット新聞・松本洋二)
【役員】▽会長 戸塚雄史郎▽副会長 村越章浩、高橋惣一、高橋伸一▽運営本部長 水谷進介▽総務部長
國原昭直▽財務部長 中村喬士▽運営副本部長兼進行部長 田村竜二▽参与 内田修、鎌田將義▽天狗 澤口幸司、上野章、狩野学▽設営・資材部長 山越智広▽進行支援部長 比留間雄輔、魚尾知紀、山田篤史▽接待・給与部長 湊康弘▽救護部長 森貴史▽衣装部長 片庭充隆▽渉外部長 野田真太郎▽組織部長 吉田樹治▽一般会員 武田重久

■来宮結葉桃一會(きのみやむすびばとういつかい)
結葉は楠の若葉が茂り、親の葉と子の葉が重なり合い結ばれている様。来宮神社の御神木である大楠のように御鳳輦を後世につなげようと命名。桃一は会員が学んだ第一小学校と桃山小学校。
■御鳳輦(ごほうれん)大厄の42歳を迎える男子が節分から翌年の節分まで来宮神社の氏神様に仕え、ご奉仕することで厄を逃れる。熱海では「御鳳輦奉仕」として代々引き継がれ、7月の来宮神社例大祭では、猿田彦の神の天狗をとともに、御鳳輦が氏子町内を渡御。平成31年度は昭和52年4月2日~53年4月1日生まれの第一小、桃山小の卒業生で構成。


雨宮盛克来宮神社宮司 「本年は天皇陛下の御退位と皇太子殿下の御即位の年。そして御年は地道に粘り強く一歩ずつ前へ進むことによって開運成就する年と言われている。皆様のご奉仕が順調に進行して、成功することを願っている」


岸秀明祭典委員長 「皆さんの凛々しい顔を見ていると、20数年前、42歳だった頃を思い出す。経験者の一人として言わせていただくと、楽しくワクワクとした時間もあれば、なんでこんなこともしなければ、ということもあった。しかし、1年経つと力となり、清々しい気持ちになる。悔いの残らないご奉仕をして、これからの人生に役立ててほしい」


来宮結葉桃一會・戸塚雄史郎会長




 

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

ピックアップ記事

  1. 2023-8-23

    熱海海上花火大会に1万2千人、手荷物預かり場に長い列

    熱海海上花火大会の夏季シリーズ第5弾が8月22日夜、熱海湾であり、1万2千人(主催者発表)が…
  2. 2023-8-21

    被災地を照らす大輪の花火 伊豆山港で海上花火大会

    熱海市の伊豆山港で8月20日、伊豆山温泉海上花火大会が開催された。午後8時20分から35分ま…
  3. 2023-8-17

    お盆の夜焦がす網代温泉海上花火大会 去り行く夏惜しむ

    熱海市の網代湾で8月16日午後8時30分から、網代温泉海上花火大会(同温泉観光協会主催)が開…
  4. 2023-8-17

    熱海市で「百八体流灯祭•送り火」長浜海岸に110基のかがり火

    熱海市のお盆の伝統行事「百八体流灯祭」(多賀観光協会主催)が8月16日夜、多賀地区の長浜海岸…
ページ上部へ戻る