熱海市の観光経済3団体(熱海市観光協会、熱海市ホテル旅館協同組合連合会、熱海商工会議所)が共同で購入した超軽量 大型仮設テント「エアロシェルター」が届き、4月20日、熱海サンビーチのサンデッキでお披露目された。
観光イベントや災害時など多目的に使用するもので、内部に250席を配置できるラージサイズ(間口19m、奥行10・95m、高さ6m)のテント2張りと120席配置できるミドルサイズ(間口12・6m、奥行7・3m、高さ4・5m)のテント1張り。設置スペースによって使い分け、ラージテントを2つ並べると500席分のスペースを用意できる。市の補助を得て購入した。熱海市観光協会分の最初のラージテントが届き、関係者にお披露目し、製造元の帝人フロンティア社の社員が使用法を説明した。
その後、齋藤栄市長が送風機のスイッチを入れるとシェルターは12分ほどで立ち上がり、出席した3団体の役員や市防災職員から拍手と歓声が起きた。
中島幹雄市観光協会会長は「これまで大きな課題だったのが降雨時のイベント開催や炎天下対策。この大きなエアロシェルターがあれば、訪れた観光客や市民の皆さんに快適な空間を提供できる。さっそく5月3日からの春のビール祭りで活用させていただく」と話し、会場となる親水公園イベント広場のステージをエアロシェルターで覆い、ドーム型ステージにするという。
台風などの災害で鉄道が止まり、帰宅困難者が出た際には、JR熱海駅前の市有地に設置する。市内の各観光協会、ホテル旅館組合および各種団体、各地区自治会(町内会、学校)にも市観光経済課や市観光協会を通じて貸し出すという。
(熱海ネット新聞・松本洋二)
■問い合わせ 熱海市観光協会 0557ー85ー2222
■エアロシェルター テイジンが開発したポリエステル繊維「テイジン テトロン パワーリップ」を使用し、特殊ウレタン樹脂の薄膜でコーティング。高い耐久性を持ち、数人で持ち運べる軽い素材。
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