
第2回「熱海国際映画祭」の授賞式 とクロージングパーティが6月30日夜、起雲閣音楽サロンで開かれた。世界から応募した作品の映画監督や俳優らが表彰台に登場し、約50人が映画人の晴れの姿を見守った。
熱海国際映画祭コンペティション部門のグランプリ賞には、最終候補32作品から「ハルツカ・クセーニャ(Hutsulka Ksenya)」(ウクライナ)が輝き、審査委員を務めた女優の桃井かおりさんからアリョナ・デミアネンコ監督に記念の盾(賞金100万円は取りやめ)が贈られた。
同映画は、ウクライナ系2世のアメリカの男性が、父の祖国のウクライナを訪れて現地の人と交流し、ウクライナの魂に触れるミュージカル風の作品。アリョナ監督は「賞を取れると思っていなかったのでうれしい。チームのおかげ、熱海映画祭が開催されて良かった」と受賞の喜びを語った。
市と袂を分かち、映画祭を単独で運営した髪林孝司氏(フォーカス代表取締役)は「今年は予算を1回目の5分の1の400万円に減らした。規模を縮小し、コンパクトにやれば、市に頼らずとも民間だけでやれることがわかった。問題は山積しているが、解決できたら、3回目、4回目を開催することで1回目の信頼を回復したい」と述べた。
入場者数は延べでおよそ550人で、去年(5160人)の約10分の1にとどまった。
最終日の7月1日は午後4時から、市内春日町のカフェバー&ゲストハウス「ennova(エンノバ)」(市内春日町)でグランプリ作を上映する。
(熱海ネット新聞)
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