
台風15号の影響で、熱海市では多賀地区を中心に9月10日も停電が続いた。伊豆山と網代地区はほぼ復旧したが、午後6時時点で上多賀(熱海自然郷など約200戸)、下多賀(あじろ南熱海が丘付近、南熱海グリーンヒル別荘地など約300戸)を中心に計600戸が復旧していない。東京電力は10日中の復旧を目指して工事を進めているが、倒木で断線した送電線が山間部に点在していることと道路の倒木などで作業が難航している。
この停電などの影響で下多賀地区では配水施設のポンプが可動できず、断水が発生。熱海市は給水タンク搭載の給水車を下多賀の両地区に巡回させて対応した。この日の熱海市の最高気温は32・9度(網代特別地域気象観測所)。最も暑い時期を上回り、地域住民は電灯やエアコンを使えない状況で不安な一日を過ごした。下多賀地区の断水は同日、復旧工事が完了した。
(熱海ネット新聞)
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