秋の彼岸明け前日9月25日、熱海梅園の彼岸花(曼珠沙華=マンジュシャゲ)がやっと見ごろを迎えた。訪れた観光客や市民らが、鮮やかな赤い花をつけた彼岸花の蜜を吸うクロアゲハの姿を写真にー。今年は9月を迎えても暑さが続き、平年より10日ほど遅く、見ごろとなった。
熱海市は26日午後2時半から園内のやすらぎの塔の前で今年度の「戦没者追悼式・慰霊祭」を開く。1877年(明治10年)の西南戦争から太平洋戦争までの戦争で亡くなった熱海出身の戦没者1062人の霊を慰め、犠牲者の冥福を祈る歴史ある式典。
追悼式では、齋藤栄市長をはじめ、竹部隆市議会議長、遺族会の代表らが参列し、白い花をささげて犠牲者の冥福を祈るとともに平和への誓いを新たにする。
追悼式に続いて、静霊奉賛会熱海市連合会支部と熱海市遺族会が合同で慰霊祭を開き、参列者全員が玉串を奉天し、故人を悼む。
式典準備の人たちは「これで今年も彼岸花を愛でながら、戦没者供養ができる。間に合ってよかった」。遅れていた見ごろ到来に胸をなでおろしていた。
(熱海ネット新聞)
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