熱海温泉の守り神である湯前神社の秋の例大祭が10月5日始まり、呼び物の「湯くみ道中パレード」に先立ち、熱海駅前で湯くみ神事が執り行なわれた。雨宮盛克宮司が祝詞を奏上し、佐藤元昭奉賛会会長、山本章実行委員長、若林正奉賛会常任相談役、小倉一朗奉賛会副会長らが玉串を捧げ、泉脈が絶えず熱海温泉の繁栄が永く続くことを祈願した。
続いて来賓の齋藤栄市長、渡辺周衆院議員、竹部隆市議会議長、市議、観光経済関係者、ミス熱海らが家康の湯の温泉をひしゃくで手おけや白磁の瓶子(へいし)に移し、湯前神社へ運んだ。
熱海温泉組合の組合長も務める佐藤奉賛会会長は「家康公にこよなく愛された熱海温泉は、温泉で発展してきた街。これからも、市民みんなで温泉など江戸時代からの歴史や文化を通して熱海の魅力をアピールしていきたい」と話した。
熱海駅前広場や平和通り商店街には多くの観光客が集まり、カメラを向けるなどして厳かな神事を興味深く見守った。6日は献湯祭が午後1時から同神社で斎行されるほか、同2時から湯まつり絵画コンクール入賞者表彰式を行う。
(熱海ネット新聞)
■湯前神社秋季例大祭(湯まつり)行事スケジュール
10月5日(土)
12時30分~13時00分・・・湯汲み神事(熱海駅前足湯横広場)
13時00分~13時55分・・・湯汲み道中パレード(熱海駅前~湯前神社)
14時00分~14時30分・・・宵宮祭神事(湯前神社)
18時00分~18時15分・・・宮神輿宮出し神事(湯前神社)
18時15分~21時00分・・・宮神輿・連合神輿渡御(市内練歩き)
21時00分~21時15分・・・宮神輿宮入り神事(湯前神社)
10月6日(日)
13時00分~13時30分・・・献湯祭(湯前神社)
14時00分~14時45分・・・湯まつり絵画コンクール入賞者表彰式(湯前神社)
15時00分~16時00分・・・ふれあい遊び(湯前神社)
16時00分 ~ 16時30分・・・湯前福あて(湯前神社)
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