雨の中、ジャズを熱演 熱海芸術祭・ムーンライトショーで「パンとハコ」

「熱海芸術祭」(実行委員会主催)の一環で開催している「ムーンライトショー」4日目は10月7日夜、渚親水公園ムーンテラスで無料ジャズライブ「熱海のJazzyな夜」を開き、「パンとハコ」のデュオが登場。雨が降る中、サックスとギターでジャズのスタンダード・ナンバーを演奏した。
前半のステージでは雨が降らず、数十人が聞き入っていたが、同8時ごろから細かい雨。後半のステージは途中から雨脚が強まり、会場は閑散になった。ステージの屋根が簡易テントだったため、二人は演奏を早めに切り上げ、一度は楽屋に引き揚げた。しかし、急ぎ足で駆けつけた観客の姿を目にするとステージに戻り、スタッフに傘をさしてもらい、ずぶ濡れになりながら演奏を再開した。
最後に訪れた人は、熱海サンビーチ近くのマンションに住む熱海市民。「ベランダから演奏が見えたので 下りてきたら終わっちゃっていて。でも最後に一曲聞けたから大満足です」と感激。
主催者と熱海市は、雨天でもジャズライブが見られるように大型エアロシェルターを用意して開催するとしていたが、風の影響を考慮して今回のムーンライトショーでは使用を自粛。これを知らずに訪れた人もおり、「パンとハコ」の熱意が熱海芸術祭の信頼回復に一役買った。
最終日の8日は、「三浦浩コンテンポラリーギタートリオ」がステージを務める。時間は午後7時半〜8時、8時半〜9時の2回。美しい熱海の夜景、光のショーとともにジャズの生演奏が楽しめる。
(熱海ネット新聞・松本洋二)

キャメロッツ(4日)

YUHKIカルテット(5日)

NEUTRAL ZONE(6日)

パン&ハコのジャジーな戯け(7日)

三浦浩コンテンポラリーギタートリオ(8日)

アートコーディネーター伊勢谷宣仁さん

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