
囲碁の第44期名人戦7番勝負の第5局が10月7日、8日の両日、熱海市の高級旅館「あたみ石亭」で打たれ、挑戦者の芝野虎丸八段(19)が張栩(ちょうう)名人(39)を破り、シリーズ通算4勝1敗でタイトルを奪取した。終局時刻は8日午後7時7分。挑戦者は開幕初戦を落としたあとに4連勝。
19歳11カ月での名人獲得は、20歳4カ月で名人になった井山裕太・現四冠(30=棋聖、本因坊、王座、天元)を破る囲碁七大タイトル戦(棋聖、名人、本因坊、王座、天元、碁聖、十段)史上最年少記録。史上初の十代名人誕生に市内和田町の「あたみ石亭」は、NHKをはじめ、都内から駆け付けた多くの取材陣で混雑した。
(熱海ネット新聞)
■「あたみ石亭」 熱海を代表する高級旅館の一つで、全国各地から集めた銘石を至る所に配して庭園が造られ、その中に京風数寄屋造りの離れが点在。対局は離れの貴賓室「弓ケ浜」。
■今年の名人戦7番勝負会場
①ホテル椿山荘東京(8月27、28日)
②シャングリ・ラ・ファーイースタン プラザホテル台北(9月10日、11日)
③岐阜グランドホテル(9月17、18日)
④宝塚ホテル(9月25、26日)
⑤あたみ石庭(10月7、8日)
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