熱海聚楽ホテルの女将が考案 「熱海の眉子」話題に 眉描きの化粧補助具

熱海市の老舗旅館「月の栖 熱海聚楽ホテル」で女将を務める森田元美さんが考案した眉(まゆ)描き補助具「熱海の眉子」が、特許庁のデザイン(意匠)と実用新案に登録され、販売を開始した。SNSで話題を呼び、世代を超えて人気を読んでいる。

使い方は、通常の眼鏡をかけるように顔の中央にのせ、アイブロウペンシルなどで眉を描く。眉間点、鼻根点(前頭骨と鼻骨の接合部)、側頭骨の3点を利用して眉の位置が的確に捉えられるように設計されており、この眉テンプレートを使えば、男女を問わず、簡単に左右揃った眉を描くことができる。

病気で眉毛を失った家族がいた経験を持つ森田さんは、「顔の印象の80%は眉が占める。がんの化学治療で生じる脱毛や加齢による視力低下で眉描きが困難になった方々のお手伝いできればと思い考案した」と商品化の意図を説明し、「試行錯誤を重ね、短時間で美しく眉を整えることができる補助具に仕上がりました。治療しながら社会復帰する際に役立ててほしい」と話した。

フレームは、アセテード製で重さ24グラム。製作は日本のカリスマ職人、竹内公一氏(福井県鯖江市・サンオプチカル株式会社)に依頼。ハンドメイドで1点1点丁寧に仕上げた。

「熱海の眉子(まゆこ)」は2種類あり、「幸せ眉子」は斑(ふ)・ラメ入りピンク=40本限定。「幸せ眉子」は(ふ)入りホワイト。それぞれテンプル(つる)の色にガーネット黄・白、くれない色、ばら色、黄色、緑色、空色、藍色、白、紫色)があり、価格はいずれも1万6千円(送料および手数料は無料)。森田さんが代表を務める「トミーアドベンチャー」(熱海市田原本町)のホームページhttp://qol-tomi.jpから購入することができる。売り上げの一部をがん患者を支援するNPOキャンサーリボンズに寄付する。

(熱海ネット新聞)

■問い合わせ トミーアドベンチャー
静岡県熱海市田原本町2-19
master@qol-tomi.jp
Phone: 080-8268-8267

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