県立熱海高校の通学路を兼ねて新たな観光名所にしようと熱海市が15年かけて整備した「さくらの名所散策路」(愛称・四季の道)でヒマラヤザクラが見頃を迎えた。多賀湾を背景に可憐な淡いピンクの花を無数に咲かせ、同校生徒や観光客の目を楽しませている。
冬に花を付けるこの早咲きの桜は1968年に原産地ネパールのビレンドラ元国王(当時は皇太子)から桜の種を贈られ、市が丹精込めて日本一早咲きの桜に育てた。原木のある熱海高校前の傾斜地、多賀中学校体育館脇では満開。熱海サンビーチ近くの渚親水公園、長浜海浜公園、月見ヶ丘公園でもでも見頃に入り、今週末には満開となりそうだ。この時期に桜と紅葉をともに楽しめるのは熱海だけ。稀有。=写真・12月1日撮影
(熱海ネット新聞・松本洋二)
■市内のヒマラヤザクラ 県立熱海高付近の傾斜地(1本=親木)、渚親水公園(2本)、多賀中学校体育館脇(2本)、さくらの名所散策路(14本)、長浜海浜公園(29本)、月見ヶ丘公園(1本)=計49本
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