熱海市上宿町の浄土宗法界山「誓欣院(せいごいん)」で大晦日の12月31日、参拝者による除夜の鐘突きがあり、「ゴーン」という鐘の音が熱海市街に響いた。午後同10時から鐘つきの整理券108枚を配布したが、長蛇の列ができ、スタートの午後11時20分を待たず、満杯。希望者が引きもきらなかったことから、200回ほど梵音を響かせ、新年を迎えた。
もともとは地元の檀家や近隣住民が除夜の鐘をついていたが、近年は観光客の参加が急激に増加。参拝者に無料で振る舞った130杯の年越しそば、200杯の甘酒も約30分で売り切れる盛況ぶり。
長田明頼住職長は、例年以上の初詣客について「近年は除夜の鐘をうるさい、などとする苦情が寄せられ、中止したり時間を夕方や昼間に変更したりする寺院が増えている。そういう首都圏の方々が年越しの風物詩を求めて、参拝しているのではないか」と話した。
(熱海ネット新聞)
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