
新型コロナウイルスの感染が拡大する中、熱海市の来宮神社で3月15日、「新型コロナウイルス感染流行沈静祈願祭」が斎行された。雨宮盛克宮司が悪疫退散の祝詞を奏上したあと、みこが神楽を奉納し、事態の終息を祈願した。
雨宮宮司は「熱海は湯治(ゆち)のまち、病を治すところ。当社には樹齢2000年の大変生命力の強いご神木『大楠』がある。このご神木にあやかって新型コロナウイルスに感染した方々の一日も早い回復と流行が沈静化し、人々が平安な生活を送れるようお祈りさせていただいた」と話した。
密集した状況を作らない目的から異例の参列者不在の形で行われた、神官が粛々と神事を執り行った。熱海市でも感染拡大に伴う全国的な外出自粛ムードで、宿泊や宴会のキャンセルが相次ぐなど、観光飲食業に影響が出ている。同神社では、終息するまで定期的に祈願祭を続ける。
(熱海ネット新聞)
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