
熱海市が初島第1漁港に建設していた交流広場施設「Shima Terrace(シマテラス)初島」が完成し、4月7日、開所式が開かれた。約30人が出席し、齊藤栄市長、竹部隆市議会議長、藤曲敬宏県議、新藤康晴初島区長がテープカットを行った。
高波などに耐えられるように鉄筋コンクリート造りの交流広場に完成した休憩施設は2階建て。1階部分は定期船の待合所や土産物などの物販コーナー、現金自動預け払い機(ATM)、トイレ、授乳室、管理事務所を配置。2階にも休憩スペースを設け、展望テラスからは富士山や熱海の街並みが望める。総工費は約3億2600万円。
2年前に完成予定だったが、東から西へ進んだ2018年7月の台風12号、同8月の台風13号の高波被害で設計等を見直し、完成が遅れた。管理は初島漁協が行う。
新藤区長は「台風12号では、工事中だった交流広場の堤防通路だけでなく、ダイビングセンター、食堂街も大きな被害を受けた。計画の構想から30年、やっとこの日を迎えられて、島民一同喜んでいる。新型コロナウイルスの影響で観光は厳しいが、終息を信じて初島の活性化に活用していく」と述べた。
(熱海ネット新聞)
■完成までの道程
初島港の定期船待合施設建設の計画が持ち上がったのは30年前の1990年。市の調査費500万円が付き、これからと言うときにリーマンショック(2008年)が起き、2009年には民主党政権の「コンクリートから人へ」の政策変更で公共事業が見直しに。計画が再開したものの2011年の東日本大震災で中断。自民党が政権を取り戻し、2018年6月に着工に漕ぎ着けたが、同年7月の台風12号、8月の台風13号の被害で高波対策を強化した設計に変更され、3月24日に完成。広場では様々なイベント開催が可能になった。










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