「5月6日まで熱海に来ないで」熱海市長、別荘所有者に呼びかけ 

新型コロナウイルス特措法に基づく緊急事態宣言が全国に拡大したのを受け、熱海市の齋藤栄市長は4月18日、市内の別荘所有者に「5月6日までの間、熱海に来ないでいただき、落ち着いたときに来てほしい」と異例のメッセージを発信した。
熱海市では、市民の「密閉・密着・密接」の徹底と自主休業、観光客の減少で感染者が出ていない。しかし、東京、神奈川などから市内に所有する別荘やリゾートマンションに「疎開」し、日用品や食料品の買い出しをする県外ナンバーの車両が増えていることから、断腸の思いで呼びかけに踏み切った。

「人の移動はウイルスの拡散につながりかねない」と危惧する市長は「国と静岡県が、都道府県をまたいだ移動を自粛するよう協力要請している。現在、熱海市におられない方は、熱海市への移動をご配慮いただき、状況が落ち着いたときに、別荘をご利用いただきたい」と要望した。
全国の自治体で唯一「別荘等所有税(別荘税)」を課している熱海市の2019年の課税対象者は9099人。市の2月末の人口は3万6468人。市の人口に対し、住民票を市外の置く“準市民“の割合は約4分の1に匹敵する。
(熱海ネット新聞)

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コメント

    • 尾形良明
    • 2020年 4月 19日

    市長のメッセージはどのようにして県外の別荘やリゾートマンション所有者に知らせるのでしょうか?
    市役所のホームページ上に掲載するだけですか?
    別荘所有者やリゾートマンション所有者は熱海市のホームページなど見ないと思いますよ。

    • 別荘所有者
    • 2021年 6月 01日

    それなら別荘税は払いませんよ。
    熱海市の別荘税は平年5憶2,800万円もの税収があります。
    住民税に代わる負担を強いて、税金面で住民扱いしておきながら二枚舌も甚だしい。

    別荘利用者は観光客と違って車ですし、立ち寄る店と言えばコンビニやスーパーくらいです。
    マスクをして日用品を購入する事に何のリスクがあるのですか。
    観光客は必ず外食しますし、観光地への密集などよっぽどリスクは高い。
    熱海市商店街は緊急事態宣言下でも多くの人が外食・観光しているという報道を見ました。
    一方、別荘で私は食糧を持ち込み、密なところへは近寄らず、
    ゴミも草刈りで出た雑草すらもゴミは全て持ち帰ってます。

    別荘税について
    別荘等所有税は、ごみの収集や道路、消防施設の整備など別荘等の所有者が受ける市の行政サービスとの受益関係に着目し、その所有者に応分の負担を求めようとする受益者負担金的な性格を有する税

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