
静岡県は5月3日、熱海市の70代の女性がマダニの媒介によるとみられる「日本紅斑熱」を発症したと発表した。女性は4月27日に発熱や紅斑がでたため、地元で受診し、5月1日に県環境衛生科学研究所の検査で病原体が検出された。現在は医療機関に入院中で快方に向かっているという。
ことし静岡県内の医療機関で感染が確認された患者は初めて。自宅近くの畑で農作業中に耳の後ろをかまれたという。
日本紅斑熱は、重症化すると死亡することもあり、県はレジャーや農作業の際、肌の露出を少なくし、マダニに刺された場合は早めに医療機関を受診するよう呼びかけている。人から人への感染はないとされる。県内では2019年までの5年間に23人が発生し、うち5人が死亡した。
(熱海ネット新聞)
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