
来宮神社例大祭は7月16日、規模を縮小して御神幸行列を行い、本年度の御鳳輦(ごほうれん)奉仕を行う厄年奉賛会「令和樹神會」(れいわこだまかい)」が熱海サンビーチで「浜降り神事」を挙行した。
二見一輝瑠会長をはじめ白丁に身を包んだ26人の厄年の男衆が「みょうねん(妙念)、みょうねん」と声を上げながら御鳳輦を担いで海に入り、天狗がこがしをまく中、歩みを進め、身を清めて厄を落とした。
神々がこの海に到着したという故事ならって催される「浜降り」は、例大祭の最終日に執り行う100年以上続く伝統行事。麦こがしをまく天狗の姿をした「猿田彦命」の先導で、白丁に身を包んだ数え42歳の男たちが来宮の神々を乗せた御鳳輦を担ぎ、熱海の街の繁栄と疫病退散を祈って海中を練り歩いた。今年はコロナの感染防止のため、御獅子保存会の獅子の参加は見送った。
会員たちは、7月1日から毎日体温と体調のチェックを行い、浜降りの際だけ神職用の紙製マスクを外して海に入った。医療スタッフも帯同し、万全の態勢で臨んだ。
(熱海ネット新聞)






コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。