
観光庁が公募していた「誘客多角化等のための魅力的な滞在コンテンツ造成」実証事業に、熱海市が提案した「新しいスタイルの花火大会を核とした夜の賑わい創出」事業が採択された。9月29日、市議会観光建設公営企業委員会で市が明らかにした。
観光イベント・観光資源をより安全で、集客力の高いものにするのが狙いで、観光庁は実証事業の支援を通じて、滞在コンテンツ造成に向けた取り組みの方向性の調査・検証をする。新型コロナウイルスの感染拡大防止の観点から「新しい生活様式」を意識することが応募の要件。支援額は上限2千万円。市は年間15回以上開催している海上花火大会とは別に、新たに香港・シンガポールのレーザーショーのような5〜10分の花火大会を今年度中に10回程度行う。
小規模で短時間のため、熱海サンビーチの横磯、ムーンテラスおよび他地域でも実施が可能となり、開催日ごとに打ち上げ場所を変える方針。様々な施設から間近に花火が観賞でき、忘年会シーズンの誘客につなげる。
地域の自然や歴史、文化、食などの観光資源や、ガイド付きミニツアーなどを含むイベント事業に全国の自治体から応募があり、県内8事業を含む307事業が第1次に採択された。
(熱海ネット新聞)

■県内各市の採択事業
伊東=ワーケーションのメッカ創出
沼津=臨済宗妙心寺派・大中寺での禅フェスティバル
焼津=さかなセンター起点のマイクロツーリズム
静岡・藤枝=「弥次さん喜多さん」東海道めぐり
熱海=新スタイルの花火大会を核とした夜の賑わい創出
浜松=浜名湖の湖上舞台光のパフォーマンス
富士=イーバイク、自転車活用のサイクルツーリズム
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