熱海市の食中毒ゼロ連続が9月5日に「1000日」に達成したことを受け、熱海食品衛生協会は10月9日、市内水口町の静岡県熱海総合庁舎で同協会の推進委員会メンバーや熱海保健所の担当者が集まり、記録達成を祝う会を開いた。
熱海市の人口は約3万7000人だが、年間宿泊客は310万人、日帰り客を含めると交流人口は年間およそ600万人。森田金清会長は「これだけ小さなまちに多くの観光客が来遊するわけですから、食中毒の可能性も高い。それを考えれば、大変な偉業だと確信している」と述べ、会員の日頃の啓蒙活動と対策の徹底遵守を称えた。
熱海市の食中毒ゼロは2017年12月10日に始まり、9月5日で目標の「食中毒ゼロ連続1000日」を達成した。これまでは2015年8月23日からの973日連続が最長で、1000日達成は初めて。今回は達成3日後に食中毒が1件発生し、連続記録は途絶えたが、熱海保健所の伊藤正仁所長は「偉大な記録には変わらない。社会経済を回しながらコロナを撲滅し、次の食中毒連続1000日ゼロ達成を祈念している」と期待を寄せた。
(熱海ネット新聞)
■熱海食品衛生協会の構成と会員
静岡県飲食業組合熱海支部(85)熱海料飲連合会(101)熱海社交業組合(63)熱海寮保養所協会(23)熱海菓子商組合(37)友楽町むつみ会(7)熱海鮨麺類組合(20)熱海純喫茶組合(14)熱海鮮魚買受人協同組合(27)熱海魚市場(1)熱海食肉組合(20)熱海豆腐商組合(5)熱海製麺組合(3)熱海名産品協会(29)網代温泉飲食業組合(30)いとう漁業協同組合網代支店(1)網代港ひもの商組合(6)多賀料理飲食業組合(15)泉料理飲食業組合(3)初島区事業協同組合(29)個人会員(244)
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