
囲碁の第45期名人戦7番勝負の第5局が10月14、15日の両日、熱海市の高級旅館「あたみ石亭」で打たれ、挑戦者の井山裕太棋聖(31)が芝野虎丸名人(20)を破り、シリーズ通算4勝1敗でタイトルを奪取した。
井山は棋聖、本因坊とあわせ、7大タイトルの中でも特に上位に位置づけられる3つのタイトルを独占。自身3度目の「大三冠」に返り咲いた。天元を加えて4冠に輝いた。
今期の名人戦は芝野が名人、王座、十段。井山が棋聖、本因坊、天元の3冠同士の頂上決戦として注目を集めた。名人戦のあたみ石庭でのタイトル決定は昨年の第5局に続いて2年連続。
(熱海ネット新聞)

■「あたみ石亭」 熱海を代表する高級旅館の一つで、全国各地から集めた銘石を至る所に配して庭園が造られ、その中に京風数寄屋造りの離れが点在。対局は離れの貴賓室「弓ケ浜」。
■今年の名人戦7番勝負会場
①ホテル椿山荘東京(8月25、26日)=井山棋聖
② 宝塚ホテル(9月15、16日)=井山棋聖
③菜香亭・山口市(9月23、24日)=芝野名人
④ 戸田家・三重県鳥羽市(9月29、30日)=井山棋聖
⑤あたみ石庭(10月7、8日)=井山棋聖
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