

上皇さま(明仁さま)の誕生日(12月23日)に献上する熱海梅園に咲く紅梅の八重寒紅(やえかんこう)と白梅の冬至梅(とうじばい)の出発式が12月18日、熱海市役所の正面玄関口であった。齊藤栄市長が「全国に寒波が押し寄せている。一足早い熱海の春を上皇陛下に安全に、気を付けて届けてほしい」と富岡久和観光経済課長と鈴木英明秘書室長に献上梅を手渡しし、両職員が東京・港区高輪の仙洞(せんとう)仮御所に持参した。
熱海市は今年で86歳を迎えられる上皇陛下が皇太子時代の昭和44年(1969年)から毎年、日本一の早咲きで知られる熱海梅園の紅白梅献上を続けている。今年で52回目。
献上する梅の枝切りは17日に同園で行われ、観光経済課の稲葉最(さい)さんが凛と咲く花やつぼみを付けた枝にはさみを入れ、約20本を剪定(せんてい)。「上皇さまのご健康とご長寿をお祈りしながら大切に切らせていただいた。新型コロナウイルス関連で心配なニュースが多い中、少しでも明るい話題になればと思う」と話した。
この紅白梅は園内にあるオールコックの碑の縁で英国大使館、韓国庭園の開設を通じて韓国大使館にも届けてきたが、今年から新たに東京オリンピック・パラリンピックの事後交流型ホストタウン契約を締結したブルネイ・ダルサラーム国(ブルネイ)大使館にも持参する。
(熱海ネット新聞)




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