来宮神社が初詣対策 日本初、参集殿入り口に「除菌トンネル」設置

初詣の新型コロナウイルス対策としてとして、熱海市の来宮神社は参集殿入り口に除菌トンネル「まごころミスト」を2カ所設置した。まゆ玉やお守り、破魔矢、絵馬などの縁起物を授与する屋内施設の新型コロナウイルス拡散防止が狙い。幅1・8メートル、高さ2・3メートル、奥行き2・4メートルのビニール製で、内部に濃度を薄めた次亜塩素酸水を散布する噴霧器を置いた。

雨宮盛克宮司は「お参りで感染が広がるのは神社の本望ではない。自らが人に感染させない『まごころ』とともにくぐっていただきたい。全国的に見ても、神社が除菌トンネルを設けるのは初めての試みだと思う」と話した。
殿内で行う団体での新年祈願も今年は1回の人数を通常の80人から代表者のみの最大20人に制限。祈祷(きとう)の回数を増やし「密」を防ぐ。

また神社本庁の感染症対策ガイドラインに沿って手水(てみず)舎ではひしゃくを撤去し、自動的に水が流れる仕様に改修した。境内の5所に消毒液と体温測定器を設置するなど、安心安全を確保するため準備を整えている。同神社には、例年正月3が日に延べ10万人が参拝に訪れる。
(熱海ネット新聞)

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

ピックアップ記事

  1. 2023-8-23

    熱海海上花火大会に1万2千人、手荷物預かり場に長い列

    熱海海上花火大会の夏季シリーズ第5弾が8月22日夜、熱海湾であり、1万2千人(主催者発表)が…
  2. 2023-8-21

    被災地を照らす大輪の花火 伊豆山港で海上花火大会

    熱海市の伊豆山港で8月20日、伊豆山温泉海上花火大会が開催された。午後8時20分から35分ま…
  3. 2023-8-17

    お盆の夜焦がす網代温泉海上花火大会 去り行く夏惜しむ

    熱海市の網代湾で8月16日午後8時30分から、網代温泉海上花火大会(同温泉観光協会主催)が開…
  4. 2023-8-17

    熱海市で「百八体流灯祭•送り火」長浜海岸に110基のかがり火

    熱海市のお盆の伝統行事「百八体流灯祭」(多賀観光協会主催)が8月16日夜、多賀地区の長浜海岸…
ページ上部へ戻る