

4月4日に例祭が斎行される熱海市福道町の丹那神社と熱海梅園駐車場でソメイヨシノが満開となった。例祭は、丹那神社奉賛会(田島秀雄会長)が午前10時から催すが、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、昨年に続いて規模を縮小し、神事だけを執り行う。来宮神社の雨宮盛克宮司が祝詞を奏上し、関係者だけで東海道本線の熱海市―函南町間にある丹那トンネルの建設の際、犠牲となった工事関係者を慰霊する。
同例祭では、例年、桜舞うなかで「熱海囃子笛伶会」のお囃子演奏や「大楠連」神輿の連合渡御が繰り広げられる。近隣の10町内会、子供会による焼きそば、綿菓子、甘酒、お汁粉の無料配布などもあり、大勢の参拝者で賑わうが、去年に続き中止が決まった。
(熱海ネット新聞)
■丹那神社 1921年(大正10年)4月1日に丹那トンネル東口工事現場で起きた最初の大崩落事故で犠牲になった16人を含め67柱の鎮魂のために建立。例祭は当初、国鉄関係者によって例祭が執り行われていたが、民営化で中断。24年前から地域住民で作る奉賛会が4月の第1日曜日に挙行している。




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