丹那神社例祭 大崩壊事故から100年、トンネル工事犠牲者67柱を慰霊

東海道線丹那トンネルの工事で犠牲になった67柱をまつる熱海市の丹那神社で4月4日、例祭が開かれた。今年は最初の大崩壊事故(1921年4月1日)から100年目にあたり、同神社奉賛会(田島秀雄会長)では節目の記念行事を検討してきたが、新型コロナウイルスの影響で終息後に延期した。
神事では、来宮神社の雨宮盛克宮司が祝詞を奏上。田島奉賛会会長、神社役員、藤曲敬宏県議、JR東日本熱海駅、JR東海熱海駅、地元町内会の代表らが玉串を捧げ、丹那隧道(トンネル)の貫通で東海道本線が開通し、熱海が大きく発展したことに感謝した。例年は熱海笛怜会(てきれいかい)のおはやしや有志団体「大楠連」の神輿(みこし)渡御、近隣の10町内会による菓子などの無料配布があり、大勢の参拝者で賑わうが、今年度は昨年に続いて取りやめ、風通しの良い境内の祠(ほこら)前で神事だけを斎行した。
(熱海ネット新聞)
■トンネル工事 昭和9年(1934年)に丹那トンネルが開通するまで東海道本線は、現在の御殿場線を経由。同トンネルの開通で東海道本線のルートは「熱海―函南」経由となり、熱海は飛躍的に発展した。完成には16年の歳月(1918年3月~34年12月)を費やし、開通時の延長は7804m。難工事のため、何回かの事故が起き、合計67人の犠牲者。
■例祭 起工式以来最初の大崩壊事故(1921年4月1日、現在の熱海梅園の香林亭あたりの直下)の発生にちなみ、毎年4月の第1日曜日に斎行。当初、国鉄関係者によって例祭が執り行われていたが、民営化の影響で中断。25年前から地域住民で作る奉賛会のもとで挙行。

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