自民党本部は5月12日、静岡県知事選(6月3日告示、20日投開票)に出馬する岩井茂樹参議院議員(52)=静岡選挙区=の推薦を決定した。一夜開けた13日朝、岩井氏への支援を呼びかける自民党県連の街頭キャラバン隊が熱海入りし、藤曲敬宏県議(熱海市)、伊丹雅治県議(三島市)らが熱海駅前広場、清水橋(市内清水町)、JAあいら伊豆下多賀支店前で街頭演説を行い、岩井氏の出馬をアピールした。自民党市議や党熱海支部の役員らが「世代交代」ののぼり旗を立てて街頭に立ち、支援の輪を広げた。
藤曲氏は「熱海ををはじめとする伊豆半島はコロナ禍で大打撃を受けている。非常時に柔軟に対応できない川勝平太知事の資質に疑問を感じる」と訴え、今年1月、政府が首都圏の1都3県に緊急事態宣言を再発令した際、齋藤栄熱海市長が県の市長会を代表して川勝知事に国の支援を受けられる緊急事態宣言の対象にするよう国に要請することを要望した際の知事の冷たい対応を指摘した。
知事は、県内ではステージ4になっているのは1つもない。出しても国は蹴る。私の権限では出せないと拒否。市長は「変異ウイルスの感染によって一気にステージ4になる恐れがある。そうなる前に動くことが大切だ」と食い下がったが、県の負担が2割で済むにもかかわらず、かたくなに要望に応じず、制度融資や助成金の活用を求めた。
「対象になれば、国の支援を受けられ、苦しい状況が続く飲食店などがどれだけ助かったか。コロナ禍で全国の知事が注目されている。静岡県には子供のようなケンカばかりしている人より、臨機応変に対応できる新しい知事、世代交代が必要。現職の参院議員、国交副大臣を辞して退路を断ち、360万人県民のために一肌脱いだことを評価して頂きたい」と支持を呼びかけた。
(熱海ネット新聞)
JAあいら伊豆下多賀支店前
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