熱海梅園で5月19日、梅干しや梅まんじゅうに使われる果肉が厚い大きな梅を収穫する「梅の実落とし」があり、市職員9人と園芸業者らが作業を行った。梅の木をブルーシートで囲み、長さ4メートルの竹の棒で枝を叩いたり、枝葉を揺らすと、直径3〜4センチのまだ青いたわわな実った梅の実が次々と落下し、収穫した。
ことしは温暖な気候が続いたため、例年以上に実のつきが良く、豊作。初日は午後から雨脚が強まり、約400キロの収穫にとどめたが、20日以降も採取を行い、最終的には最近10年間で最も多かった885キロ(2017年)を超える収穫を見込んでいる。
熱海梅園には59種、473本の梅の木が植えられているが、梅干しなどに使える実梅は「白加賀」「長束」「林州」など128本。収穫した実は市内の梅干し製造会社「東明」などに販売され、梅干しををはじめ、梅まんじゅう、梅ジャムなどに加工され、熱海梅園をPRする商品として市場に出る。
(熱海ネット新聞)
梅の実は生り年と裏年(ほぼ1年おきに交代する現象)があり、今年は生り年で豊作。
【最近10年の収穫量】 ▼2012年(425㌔)△13年(520㌔)▼14年(420㌔)△15年(630㌔)▼16年(120㌔)△17年(885㌔)▼18年(810㌔)▼19年(159㌔)▼20年(135㌔)△21年(885㌔超)
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