2020年度の宿泊客数、50%減の149万人 昭和33年の統計開始以来最低

熱海市は5月25日、昨年度(2020年4月〜21年3月)の年度間宿泊客数が149万1441人だったと発表した。前年度比で50•3%、約151万人減少した。これに伴う、市内経済の計算損失は527億4000万円と試算した。
熱海市では2018年度の209万人を最高に、15年度から5年連続で300万人台を超え、活況が続いていた。しかし、20年度は新型コロナウイルスの影響で、統計を取り始めた1958年(昭和33年)年以降で過去最小だった。これまでの最少は東日本大震災があった2011年度の約246万人。それを約97万人下回った。
月別の前年度比では、宿泊施設などに対する休業要請があった4月が86•5%減、5月が89•4%減。政府の観光支援策「GoToトラベル」がスタートした7月は53•2減、8月42•5%減、9月32•7%、10月17•1%と徐々に回復したが、支援策が一時停止した12月以降は再び減少幅が広がった。
熱海市は、宿泊客数を入湯税(1人150円)ベースでカウントして
(熱海ネット新聞)
◆入湯税 地方税法に定められている、温泉などで徴収される市町村の税金。課税されるのは、鉱泉施設があるホテル、旅館、スーパー銭湯、健康センターなど。税額は1人1日当たり150円。宿泊者数や日帰り観光客数を測るベースになる。

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