
熱海市伊豆山の大規模土石流では、避難所がホテルなどの宿泊施設に設定されたため、多くの世帯のペットが飼い主と共に避難所に避難することができず、車中で過ごしたり、ボランティア団体の世話になった。現在、89世帯165人が公営住宅や民間賃貸住宅に越したり、入居先を探しているが、ペットと一緒に入居するのは困難な状況が続いている。
そんなペットの犬や猫の里親探しや、ボランティア団体の活動に役立ててもらおうと、血統書の発行やコンテスト、災害救助犬の育成などに取り組むジャパンケネルクラブ(JKC)が9月10日、熱海市社会福祉協議会に支援金を届けた。

JKC 静岡東クラブ連合会が9月5日に富士宮市の朝霞アリーナで開いたドックショーで熱海土石流の被災者支援の一環で募金箱を設置。静岡東中央犬友クラブ、御殿場中央愛犬クラブ、第8第9グループの会員などから8万486円が寄せられた。
静岡県は被災地区にある県営七尾団地の1棟をペットと一緒に入居できるよう整備計画を進めているが、民間住宅はいぜん厳しい状況。先月も8万円の支援金を熱海市に届けた同連合会の丸山恭司会長は「被災地熱海の犬を取り巻く環境の向上に、今後も様々なイベント会場で支援の輪を広げていきたい」とコメントを寄せた。
(熱海ネット新聞)

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