7月3日に発生した熱海市伊豆山の土石流災害で、遺族と被災住民、伊豆山港の漁師、温泉施設の関係者など70人が9月28日、崩落の起点付近に盛り土を造成した小田原市の不動産管理会社(清算)と同社の元幹部、2011年に土地を取得した男性らに対し、計約32億7000万円の損害賠償を求める訴訟を静岡地裁沼津支部に起こした。
また、民事提訴後の記者会見で弁護団は、「熱海市盛り土流出事故被害者の会」の遺族と行方不明者の家族計11人が、盛り土を造成した小田原市の不動産管理会社(清算)の元幹部を殺人容疑で刑事告訴する方針を明らかにした。10月中にも熱海署に告訴状を提出する。
元幹部と現所有者はすでに同会の瀬下雄史会長からそれぞれ業務上過失致死容疑、重過失致死容疑で告訴されており、追加の告訴となる。
(熱海ネット新聞)
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