あでやかな振り袖、スーツ姿で159人 2年ぶりに熱海市成人式

熱海市は1月19日、2022年成人式をMOA美術館能楽堂で開いた。今年の新成人は258人。このうち、式典には159人があでやかな振り袖、凛々しい紋付き袴、フレッシュなスーツ姿で出席した。出席率は62%。今年の新成人は旧熱海中・小嵐中が統合した最初の入学生で、会場の内外で久しぶりに顔を合わせた友人同士が近況や思い出話に花を咲かせた。
新型コロナウイルスの影響で2年ぶりに開いたが、会場は座席を1席ずつ空け、来賓を例年の半分以下に。親族の参加も自粛してもらう制限をつけた。国家・市歌の」斉唱は音楽のみにするなど、感染防止対策を講じて実施。齋藤栄市長が式辞を、越村修市議会議長と藤曲敬宏県議が来賓祝辞を述べた。

市長は「20歳の可能性は無限大」と話し、自身が国家公務員を目指していた20歳の東工大時代のエピソードを披露。専攻する土木工学の研修でチェコスロバキアに留学したが、当時は共産国家でスーパーは物資不足、人々に笑顔が見られなかった。11年後、当時の友人に会うため、再びチェコを訪れたが、この間に1989年のベルリンの壁が崩壊し、民主国家に。経済が発展し、人々に笑顔が戻り、全く別の国になっていた。
「この2度の訪問で学んだのは、10年間努力すれば、社会も自分もなりたいものに必ず変わるということ」と続け、財政危機宣言の中で市長を務め、10年かけて巨大な財政赤字を解消。1960年代以降もっとも少なかった宿泊客数を若い女性を取り込むことで取り戻したと説明。「みなさんも努力すれば必ず、なりたい自分に必ずなれる。社会は自分たちの力で変えられる」と激励した。


新成人で構成する成人式実行委員会が運営し、式の冒頭に伊豆山土石流災害の犠牲者へ黙とうを捧げた。齋藤栄市長が式辞を、越村修市議会議長と藤曲敬宏県議が来賓祝辞を述べた。
恒例の市から贈られる漢字1文字の記念プレートは、新成人が選んだ言葉「責」に決まり、新村茂昭教育長から贈呈された。後日、熱海サンビーチ遊歩道に設置される。
(熱海ネット新聞)

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