
大相撲初場所(両国国技館)10日目の1月18日、熱海市出身で西幕下筆頭の熱海富士(19、伊勢ヶ濱部屋)が西十両13枚目千代嵐(30=九重)を破って3勝3敗とし、十両昇進に王手をかけた。
幕下は通常15日間で7番の相撲を取り、残りは1番。あと1勝して勝ち越せば関取昇進(十両=月給110万円)の権利を得る。日本相撲協会によれば、熱海市出身の関取は過去におらず、「熱海史上初の関取誕生」へ期待が高まっている。
今場所は連勝でスタートしたものの、その後よもやの3連敗。背水で臨んだこの日も千代嵐の突きに屈して土俵際に後退し、万事休すのところから執念でねばり、小手投げで逆転した。
朝の稽古場で同部屋の横綱照ノ富士から「ここまでやったんだから自分を信じるだけだ」と激励され、強い気持ちで臨めたそうで「攻め込まれ、本当にギリギリだったけど、うれしい勝ち」と安堵の表情を浮かべた。
十両と幕下の入れ替えは、場所後の番付編成会議で決まるが、十両から落ちる力士は3枠が予想され、西幕下筆頭の熱海富士が勝ち越せば、新十両昇進は確実と見られる。3勝中2勝は十両相手の段違い勝利。あの白いドレス姿のマスク美女も拍手ー。
(熱海ネット新聞)
写真=NHKニュース「たっぷり静岡」より
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。