熱海市の願い届く 危険な盛り土、全国一律で規制へ 政府が閣議決定

熱海市伊豆山で昨年7月に起きた土石流被害を受け、政府は3月1日、盛り土の安全対策を強化する「宅地造成等規制法」の改正案を閣議決定した。盛り土を知事の許可制とし、無許可造成や是正命令違反をした法人に最高3億円の罰金。個人には最大で3年以下の懲役、または1千万円以下の罰金を科すなど厳罰化する。2024年度の施行を目指す。
盛り土は場所によって適用される法律が異なり、規制が緩い所で危険な造成が行われるケースが多く、熱海市では、不適切に造成された盛り土が被害を拡大したとされる。
昨年の土石流災害以降、国に対し、盛土の全国一律の規制を訴え続けてきた齋藤栄市長は「今回、ようやくこうした具体的な形で進捗が見られるのは望ましいこと。この法案が早く成立し、全国的に問題となっている違法盛土への対応が進むことを期待している」とコメントした。
(熱海ネット新聞)

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

ピックアップ記事

  1. 2023-8-23

    熱海海上花火大会に1万2千人、手荷物預かり場に長い列

    熱海海上花火大会の夏季シリーズ第5弾が8月22日夜、熱海湾であり、1万2千人(主催者発表)が…
  2. 2023-8-21

    被災地を照らす大輪の花火 伊豆山港で海上花火大会

    熱海市の伊豆山港で8月20日、伊豆山温泉海上花火大会が開催された。午後8時20分から35分ま…
  3. 2023-8-17

    お盆の夜焦がす網代温泉海上花火大会 去り行く夏惜しむ

    熱海市の網代湾で8月16日午後8時30分から、網代温泉海上花火大会(同温泉観光協会主催)が開…
  4. 2023-8-17

    熱海市で「百八体流灯祭•送り火」長浜海岸に110基のかがり火

    熱海市のお盆の伝統行事「百八体流灯祭」(多賀観光協会主催)が8月16日夜、多賀地区の長浜海岸…
ページ上部へ戻る