熱海土石流 難波副知事が「被害者の会」と面会、遺族に謝罪 

熱海市伊豆山で去年7月に起きた土石流をめぐり、難波喬司副知事は4月28日、犠牲者の遺族らでつくる「熱海市盛り土流出事故被害者の会」の瀬下雄史会長と太田滋副会長と県庁の副知事室で面会し、「こんなことになってしまって、その被害で亡くなられた方々に本当に申し訳ありませんでした」と謝罪した。面会は同会の希望で実現した。
難波副知事は4月11日の会見で、11年前、崩落の起点での盛り土造成に関し、熱海市が造成した不動産会社に防災工事を求める措置命令の発出を見送ったことに対し、「県は市に対して命令を出さなければならないと、しつこく助言や働きかけをする必要があった」と話すなど、当時の県の対応が不十分だったことを認めていた。
この日の面会で瀬下会長は、盛り土を造成した会社側や今の土地所有者側に総額約58億円の賠償を求めている裁判が5月18日から始まることから、「証人という形で副知事にお力添えをお願いしたい」と要望。副知事は「包み隠さずお出しするというのがせめてできること。単に出すだけでなく、分析して、2度とあんなことが起きないようにしていく。どうしてもそこはやらないといけないと思う」と応じ、裁判に協力する考えを示した。
面会後、瀬下会長は取材陣に「もう少し、やれるところがあった、やるべきだった。そういう後悔の念に対する謝罪かなと。行政にも責任がある、と口ににしていただき、そういうところには誠実さを感じる」と話した。
(熱海ネット新聞)
■難波副知事 災害が起きないようにするため、県としてやれることがもっとあったわけで、それに対するお詫びをしっかり申し上げた。

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