参院選(7月10日投開票)の静岡選挙区に自民から立候補している若林洋平氏(50=公明推薦)は6月30日夜、熱海市清水町の「季魚喜人(きときと)」2階「ホール初川」で「20代〜30代若手と語る会」を開き、意見交換した。
藤曲敬宏県議の「投票率が低い20代〜30代に投票に行ってもらうには、 SNS(交流サイト)での発信が不可欠。この世代に人気の高い熱海から若者支援策を伝えましょう」の助言を受け、熱海市では街頭演説を行わず、トーク方式のミニ集会に切り替えた。
参加したのは、熱海市内で働いたり、都内の大学へ通う20歳から38歳の14人(男9、女5)。土石流災害からの復興、Uターン就職への雇用創設、県東部への大学や専門学校の誘致、子育て支援、物価対策、消費税減税、教育再生などの提言や質問が相次いだ。
「ところでみなさん、選挙って行ったことがありますか?」の若林氏の質問に、ほとんど人が「ない」の回答。理由については「政治家に会う機会がないので、行かない人がいて当然だし、“雲隠れ”している人にボーナス全額支給とか、政治家が信頼できない」という厳しい声も。
若林氏は一つひとつの意見にていねいに答えた上で「きょうは無党派層が多い若い人の声を直接聞けて大変参考になった。投票に行く人ばかりの意見をとりあげていては、有権者の声を聞いていることにはならない。今回の熱海モデルを参考に、選挙後もミニ集会を重ね、国政に反映させたい」と述べた。
意見交換終了後、連日、支持層固めに街頭演説や大会場での個人演説会を続ける中、熱海市では唯一若者を相手にミニ集会を開いたことについて、若林氏は「昨年、4期目の市長を7カ月で辞して自民党の公募に手を挙げたのは、熱海土石流の惨劇に対する強い怒りがあった。政治家の1人として絶対に許しちゃいけないと。その熱海で地域の若い人たちの生の声を聞き、齋藤栄市長とともに熱海の復興に努めたかった」と話した。
(熱海ネット新聞)
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