
◇今季国内4大大会第1戦ワールド・サロンパス・カップ第2日(6日、茨城GC(6605ヤード、パー72)
1打差の3位から出た渡邉彩香(22)=大東建託=は5バーディー、2ボギーの69で回り、首位に1打差の2位に浮上した。
同じ69で回ったフェービー・ヤオ(台湾)が通算7アンダーの137で首位を守った。66をマークした飯島茜が渡辺彩香、イ・ボミ(韓国)、世界ランキング3位のレキシー・トンプソン(米国)とともに1打差の2位。
藤田さいきが通算5アンダーの6位、三ケ島かな、若林舞衣子らが4アンダーで7位。宮里美香は17位、前週優勝の福嶋浩子は42位。5オーバーまでの66人が予選を通過し、大山志保は4打及ばなかった。
刺激があるから面白い。渡邉彩香は、トンプソンと同組だった予選ラウンドを振り返った。「いつもなら、ティーショットで置いていかれることはない。もう、これぐらいでいいかなぁと思っていたけど、レキシー(トンプソン)とプレーして、もっと飛距離を追究しなければいけない、と感じた。でも、意識したのは、それだけ。相手より、とにかく自分がしっかりとスコアを伸ばすことだけを考えていた」。今大会の渡邉は、いつも以上に威風堂々と映る。今季の目標の公式戦制覇へ向け、好位置をキープした。ミスをしてもきっちりと取り返す。5バーディー、2ボギーの内容も安定感が、これまでとは違う。一見、はたから見れば、とても元気そうに見えた。しかし…。「花粉症が今週、とてもひどい。恥ずかしい話だけど、下を向くと大変なんです」。ということで、もっぱら空を見上げながら移動していた。上を向いて歩く渡邉には、そんな事情が。これもまた、公式戦制覇に賭ける執念だった。
文と写真=LPGA
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