【編集室】両宮丸、呼び物の干物街道は疾走せず 若者不足で苦渋の決断

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20日に斎行されるが熱海市網代の阿治古神社例大祭の本祭りで、御神幸行列のしんがりで巡行する御神船「両宮丸」のコースが変更になり、呼び物の国道135号”網代ひもの銀座”での一気駆け抜けが行われないことになった。「両宮丸」を引き回す若者が足りないのが、理由という。
重さ10トンの御神船を巡行させるには、総勢100人ほどの人出が必要だが、近年は氏子町内の若者はおよそ3~4割で、残りは網代地区以外から協力者を募り、実施してきた。しかし、国道を10分間全面通行止めにして実施するものの、自動車でいうハンドルやブレーキがない「両宮丸」を安全に一気駆け抜けさせるには、てこ棒を操ったり、引き回したりする人の経験に裏打ちされた技術が必要で安易に助っ人を増やせない。加えて今年は実施日が平日の水曜日で協力者が少ないことから、コース除外の苦渋の決断をしたという。
昨年の例大祭以降の会合では、約30年前に戻し、御神幸行列に加わらず、神社前に御神船を鎮座する案も出たが、今年は試験的にコースを短縮し、国道を外して実施することになった。例年通り、氏子町内は巡行するが、来年以降については未定という。
懸念されていた少子高齢化の問題が、熱海の伝統神事で現実になって現れた。

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