今宮神社で20日、例大祭があり、神事を行った後、地元の熱海の女児10人が境内で「豊栄の舞(とよさかのまい)」を奉納した。10人はMOA、富士、小嵐保育園の園児で今年9月から稽古に励んできた。稚児舞育成会の島田善一会長が泉明寺みずほ宮司ととも指導してきた。
「豊栄の舞」は、太陽に感謝し、五穀豊穣(ごこくほうじょう)を願う舞で稚児たちは厳かな雰囲気の中、雅楽独特の琴や拍子に合わせ、もみじを手に優雅な舞いを披露し、見物客から拍手を浴びた。
◆今年度・稚児舞奉仕者 鈴木理歩、金沢明海、中山桃花、古谷安奈(MOA熱海)東花奈、石井愛夢(富士)鈴木姫來、荒巻颯花、中里日咲、増島凜(小嵐)
◆豊栄の舞 国文学者・臼田甚五郎(1915-2006)作詞
「あけの雲わけ うらうらと 豊栄のぼる 朝日子を
神の御蔭(みかげ)と おろがめば その日その日の 尊しや
土にこぼれし 草の実の 芽生えて 伸びて 麗しく
春秋飾る 花見れば 神の恵みの 尊しや」
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