【市政】姫の沢公園自然の家、2018年度で撤廃 耐震問題と利用者減少で

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熱海市が2018年度で「姫の沢公園自然の家」を撤廃することが分かった。12月8日の市議会11月定例会で川口健氏が「姫の沢公園と姫の沢自然の家、スポーツ広場」について質問。市教育委員会の森野敦事務局次長が「自然の家は2014年度の耐震診断で課題のある建物であり、倒壊する危険性があることが分かった。補強計画も含め協議してきたが、市内利用者の減少、稼働状況、市民の将来的な費用負担などを総合的に勘案し、廃止を決めた」と答えた。撤廃後は建物を取り壊す方針で、市内施設の利用促進や移動の際の費用負担などを検討している。
撤廃に伴い、隣接するアスレチック公園やスポーツ広場の利用減少が懸念される。川口氏の「対策は考えているのか?」の質問に観光建設部の西島光章次長は「トレイルランなど新スポーツの開催やキャンプ体験を促すとともに将来的に指定管理の方針も抱えており、新たな整備を検討している」と話した。
市によれば、2015年度の利用者は姫の沢公園が11万9598人、自然の家1万5550人、スポーツ広場2万434人。自然の家に宿泊し、サッカー等の合宿が31件あり、のべ3000人が利用した。
◆姫の沢公園自然の家 熱海市の青少年教育宿泊施設。12人部屋×10室、10人部屋×1室、3人部屋(リーダー室)×3室、最大宿泊人数は139人。学生生徒の体験、サッカー場を利用したスポーツ合宿に人気。財団法人熱海市振興公社が指定管理者。

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コメント

    • 根岸正美
    • 2017年 12月 27日

     私が教員として伊豆山小学校に赴任した年に、姫の沢少年自然の家がオープンしました。先輩の先生方と食堂で供される食事の試食会に行きました。
     それから40年。5年生の担任としてはもとより、他学年でもお化けをやりにいったり、スタンツの時間に合わせてにぎやかしに行ったり、飯ごう炊さんの後の火の始末に行ったり、自然の家の歴史が自分の歴史にオーバーラップします。その間、奥津所長さんの時に運営検討委員をさせていただきました。
     定年の年、当時担当者だった関さんが「根岸さんも退職か。それじゃあキャンプファイヤーはウイリアムテルで仕掛けようか」と言ってセットしてくださったのに、デング熱騒ぎで学校に戻らなければならず、その場にいられなかったことが残念であり、申し訳なかったなと思ったり。
     ところで、自然の家の歌、歌えますか?私は歌えます。作曲された、当時伊豆山小学校の校長先生だった山辺榮一先生にご指導いただきました。
     今日、自然の家がなくなるという話を聞き、コメントを寄せさせていただきました。仕方ないのかな…と思いつつ、残念でなりません。

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