熱海市教育委員会が、園児の減少が続く市立上多賀幼稚園を2017年度いっぱいで閉園し、2018年4月から市立多賀幼稚園へ統合する計画を進めていることが分かった。12月8日の市議会で稲村千尋氏の「熱海市の学校施設について」の質問に、三田光行教育長が1年前倒しして2018年4月から下多賀幼稚園へ統合する、市の方針を示した。両幼稚園の距離は1・7キロ。市は「近隣駐車場の確保や通園費補助などの対策を講じたい」としているが、稲村氏は「2010年度の計画では、桃山小学校はおおむね10年以内に第一小学校に統合ということだったが、2015年度の計画ではその表現が消えた。そんな中で上多賀幼稚園と多賀幼稚園の統合は1年前倒し。これでは市民の理解は得難い」と疑問を提起。傍聴席を埋めた保護者からも反対や疑問の声が多く聞かれた。
閉園後の上多賀幼稚園は発達障害児などの福祉施設にする方針。
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