今年で71回目となる新春の伝統行事「寒中水泳大会」(主催=NPO法人熱海市体育協会、熱海市)が1月8日、熱海サンビーチであり、女性6人を含む7歳~74歳の44人が初泳ぎをした。毎年、市の成人式に合わせて行われるが、今年は前年より10度低い気温8・5度。水温15度。杉山誠一協会会長の「心身ともに清らかにして新成人を祝福しましょう。気合いを入れて頑張ってください」のあいさつに続いて、参加者たちは入念に準備運動。「祝成人」の鉢巻きを締め、水着やふんどし姿で水しぶきを上げながら気合いを込めて海に入った。
多くの家族や観光客、テレビカメラ、熱海署のパトロール艇「はやぶさ」らが見守る中、沖合へ30メートルほど泳ぎ、笑顔で万歳を何度も三唱。新成人の門出を祝福した。
大会後は、スタート前に血圧、体温等の身体検査を受けた旅館「渚館」に戻り、熱海温泉にじっくりつかり、冷えた体を温めた。
◆北島鉄修さんの話(73歳、2番目に高齢) 気温より水温のほうが約7度高く、海に入ると冷たさは感じないが、海を出ると身を切るように寒さを感じる。もう20年続けて参加しているが、以前には雪の日もあり、それよりは暖かかった。80歳まで続け4人分の成人を祝いたい。
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